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ホイールにガリ傷をつけてしまった、そのままにしておいて大丈夫?

車を路肩に駐車しようとして縁石にホイールをこすってしまったことは有りませんか?
お気に入りのホイールに傷がついてしまったら、がっかりすることはもちろんですが、見た目が良くありませんし、傷のできたホイールはコーティングが取れて素材が見えてしまいます。
それを放置して走り続けたらどうなるのでしょうか。

ホイールにガリ傷をつけてしまった、そのままにしておいて大丈夫?

ホイールのガリ傷とは

車のタイヤはゴムをベースにした柔らかい素材で出来ており、鉄やアルミ素材のホイールに組み付けられています。
頻度は少ないですが通常の走行でも飛び石などでホイールに傷やへこみがつくことがあります。

それらを予防するために、ほとんどのホイールにはコーティングが施されており深い傷になることは滅多にありませんが、駐車などで車を道路の左端に寄せるときに、路肩の縁石にホイールが直接当たってしまうとホイールに傷がつきます。
アルミホイールは素材が柔らかいので、ほんの少しの擦れが傷になります。

そのような擦れや接触によりホイール部分についてしまった傷をガリ傷と呼びます。
また段差を乗り越えるときにタイヤと縁石との角度や、減速が充分でないときに、ホイールのリム部分が縁石に接触して、それによってガリ傷ができます。
このときホイールの変形を伴う場合もあります。

ホイールはどんな素材でできているの

車のタイヤは金属のホイールに組み付けられています。
ホイールには鉄材をベースにしたものとアルミ材をベースにしたものがあります。
新車を購入するとき一般的なモデルには、だいたい鉄のホイールが取り付けられていて、高額なモデルにはアルミホイールが取り付けられています。

また、お好みで新車時のタイヤ、ホイールを別のタイヤやホイールに交換できますが、その場合にはアルミホイールを選択する事がほとんどでしょう。
いずれのホイールもデザインの目的と素材の保護のためにコーティング(塗装などの表面処理)が施されています。

ガリ傷は放置するとどうなる?

前記したようにホイールのガリ傷は表面のコーティングが取れて素材が見えている状態です。
ホイールは金属ですから、傷が大きいか深い場合にはそこから錆びが発生することがあります。
鉄素材のホイールはもちろん、アルミホイールであっても白錆びが発生します。

雨の日や水たまりの走行でホイールは濡れてしまい、白錆びは進行していきます。
ホイールのリム部に傷がある場合には、白錆びの進行によりエア漏れが起きることが考えられます。

ガリ傷は修理できるの?

ホイールに傷があるということは本来想定されていない力がホイールに加えられた可能性があり、ホイールが歪んでいる場合や、クラックが入っている場合には修理ができません。ここでいう修理とは、ガリ傷を目立たなくするということです。

傷を磨く

軽微な擦り傷であれば、傷のできた部分を洗浄し、サンドペーパーやコンパウンド剤などを使ってできるだけ平らに磨きます。
その後磨いた部分に塗装剤を塗ります。
塗装されているホイールであればできるだけ地の色に近い塗装を施しましょう。
その後さらにクリアのコーティング剤を塗ります。

へこみがあるとき

傷が少し大きくてコンパウンド剤で磨いた部分が「へこみ」となる場合にはパテを盛って元の形状に近づけます。
その後さらにサンドペーパーやコンパウンド剤で磨きを施して、コーティング剤を塗ります。

ごく少数ですがこれらの修正作業を謳っている業者や、ホイールの歪の修正も行う業者があります。
但し各ホイールメーカーでは安全面からホイールの修理は推奨していませんし、修理も受け付けていません。
これらの修理はご自身の責任で行う必要があります。

ホイールの交換

前項で書いたように、ホイールが変形したときやクラックが入ってしまったら修理はできません。
そのままにしておくと、操作性が悪くなったり、乗り心地が悪くなったりするなどの症状が現れます。

またリム部の変形や、傷からタイヤのエア漏れが起きてしまうことがあり、最悪の場合ホイールが破損してしまうかもしれません。
修理が不可と判断されたホイールは速やかに使用を中止してホイールを交換しましょう。

まとめ

縁石や建築物はコンクリートなどで出来ていることが多く、タイヤとホイールはそれよりも柔らかい素材なので、駐車する時などに万が一建築物に当たってしまうとタイヤとホイールに傷がつきます。
傷がついたらすぐに傷の具合をチェックしましょう。

ホイールに付いた傷がもしも深かったり、クラックが見られたり、リム部の変形が見られたら使用を中止して速やかに交換しましょう。
もし軽微な傷であれば、それ以上傷が進行しないように修理してみるのも良いでしょう。

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