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車のホイールにクラックが入る原因は？修理方法も紹介！
ホイールは、タイヤと同様に重い鉄の塊を支える車の大事なパーツのひとつですが、ホイールにクラック（ひび割れ）が入ることがあります。ここでは、車のホイールにクラックが入る原因と、その修理方法を詳しく解説していきます。
車のホイールにクラックが入る原因
軽自動車でも何百㎏、乗用車でも2,000㎏程度もある車体を支えるホイール。
もちろん頑丈に造られているわけですが、それでもクラックが入ることがあります。
ホイールのクラックは、もちろん何もしなくても割れるわけではなく、多くは強い衝撃を与えることで発生します。
他の車と衝突したり、自分で何かにぶつかったりすれば、ホイールにも傷やクラックが入る可能性が高まります。
たとえ事故を起こさなくても、縁石に乗り上げたりこすったりしてホイールについた傷をそのまま放置しておくことで、クラックが入る場合もあります。
その他にも、経年劣化がクラックの原因になるケースもあります。
ホイールのクラックは早めに修理しよう
わずかなクラックなら、走行に悪影響を与えることはありません。
そのため、ホイールのクラックに気づいても、そのまま放置しておく方も少なくありません。
しかし、小さな1本のクラックでも長時間そのままにしておくと、知らないうちに何本にもクラックが枝分かれしてしまう場合があります。
枝分かれしたクラックは次第に成長して、ホイール自体が割れてしまうこともあります。
日頃から悪路を走行していれば、ホイールが割れる確率を高めてしまいます。
走行中にホイールが割れると、タイヤが脱落して運転不能になり、命にも関わる大事故を起こす危険性もあります。
日々の点検が大事故を予防する
車のホイールに入ったクラックで大事故を起こすことを予防するためには、日頃の点検が重要になります。
毎日でなくてもいいので、洗車を行う際などにホイールを毎回目視して、わずかなひび割れも見逃さないように注意しましょう。
もちろん、ホイールにクラックが入る主な原因は、事故を起こしたり縁石に乗り上げたりして大きな衝撃を与えることなので、日頃から安全運転を心がけることがクラック発生の防止につながります。
クラックの補修方法
ホイールの傷の修理は、カーショップやホームセンターから専用の道具を購入してDIYで行うことも可能です。
しかし、クラックの補修は素人にはハードルが高いのが現実です。
その理由は、クラックの修理には「溶接」という工程が含まれているからです。
ホイールのクラックの補修は、クラックの隙間を溶接で埋めて、その後はみ出した部分を研磨して仕上げるという工程で行われます。
溶接を行うためには、専門の工具や設備が必要となります。
さらに、一筋の小さなひび割れならまだしも、クラックが枝分かれしているケースでは、溶接だけではしっかり補修することはできません。
こうなると気泡が発生して、溶接をしただけではホイールの強度を維持することは不可能です。
この場合の対応策は、クラックが枝分かれしている部分を切り取って、そこを溶接しながら少しずつ形を成形するかなり複雑な作業が求められます。
最終的には研磨をして仕上げますが、これは一部の専門業者でなければ対応できません。
修理業者選びの注意点
素人では難しいホイールのクラックの補修は、専門業者に依頼しなくてはいけませんが、残念ながらすべてが優良業者ではありません。
中には手抜き作業を行う業者もありますし、そうでなくても技術不足である業者も存在しています。
実は、クラックの修理箇所の多くはホイールのリムの内側が中心です。
つまり目に付きにくい箇所であるため、そこに付け込んで手抜き作業を行う業者がいるのです。
悪徳業者を見分けるには、できるだけ多くのお店で見積りをとることをおすすめします。
ホイールのクラック補修の相場は、およそ1本15,000円ですが、相見積りをとれば修理費用を抑えることにもつなげられます。
いろいろなお店に問い合わせれば、接客の違いや知識の豊富さを比較することができます。
横柄な態度や言葉遣いが乱暴な業者は候補から除外するのが賢明です。
また、作業中の様子や、修理完了後はホイール全体を確認させてもらえることを了承してもらえれば、安心感をより高めることができます。
まとめ
ホイールは車を支える重要なパーツのひとつで、そこにクラックが入ると最悪大事故を起こして命が奪われることにもなりかねません。
クラックは大きな衝撃を与える以外にも、経験劣化によっても発生するため、日頃から安全運転を心がける以外にも、定期点検を怠らないよう気をつけましょう。
車のタイヤのクラックの修理は素人では難しいため、専門業者に依頼しなくてはいけませんが、悪徳業者に十分な注意が必要です。
できるだけ多くのお店から相見積りをとって、本当に信用できる業者にホイールのクラック修理を任せましょう。