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ホイールのPCD変換・加工は危険?メリット・デメリットを紹介!

新しいホイールを購入したのに、PCDのサイズが合わなくて装着できない、という経験はありませんか。
そんなときに必要なのが、ホイールのPCD変換・加工です。
純正品のホイールではなくても、PCD変換・加工を行えば、装着が可能になります。
一方で、ホイールのPCD変換・加工には「PCD変換スペーサーが外れる危険」などのリスクも伴います。

PCD変換・加工を行う際には、メリットとデメリットを踏まえておくことが大切です。

この記事では、PCD変換・加工の方法やメリット・デメリットなどについて、分かりやすく解説します。
PCD変換・加工をお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ホイールのPCD変換・加工は危険?メリット・デメリットを徹底解説!

ホイールのPCD変換・加工の3つの方法とは?

「PCD」とは、「Pitch Circle Diameter」の略称で、ホイールの中心にある取り付けボルト穴の直径のサイズを指します。
車種によってPCDの値が異なるため、サイズが合わないとホイールを取り付けることができません。
そうした場合は、PCDの変更が必要になります。

PCDを変更するには、主に3つの変換・加工方法があります。
1つずつみていきましょう。

PCD変換スペーサーを使用する

「PCD変換スペーサー」を使用することで、純正ホイールとは異なるPCDのホイールを履かせることが可能になります。
PCD変換スペーサーとは、純正ホイールハブに装着することで、PCDの値を変換するパーツのことです。
例えば、PCD変換スペーサーを使用することで、PCD100を114.3に変換できます。

ホイール自体を加工する

PCDを変更するには、ホイール自体を加工するという方法もあります。
例えば、PCD120のホイールに、PCD100の自動車に合わせた穴を開けます。
こうすることで、PCD100の車に、PCD120のホイールを履かせることが可能になります。

ハブを移植する

車輪の中心部分を構成する「ハブ」を移植するという方法でも、PCDを変更できます。
この方法では、同一の自動車メーカーで、車格が同じハブを移植するのが一般的です。

ホイールのPCD変換・加工のメリット

ホイールのPCD変換・加工で得られる最大のメリットは、「ホイールの選択肢が増える」ということに尽きます。
PCDの値を変更することで、純正品のホイールとは異なる、さまざまな種類のホイールを履かせられるようになります。

愛車をドレスアップさせたり機能性を向上させたりするには、とても効果的な方法といえるでしょう。

ホイールのPCD変換・加工の3つのデメリット

残念ながら、ホイールのPCD変換・加工は、良いことばかりではありません。
ここでは、ホイールのPCD変換・加工の3つのデメリットをご紹介します。

オフセットが稼げない

PCD変換スペーサーは、厚みが20ミリ程度あります。
そのため、スペーサーを取り付けると、厚みの分だけホイールが外側に出ることになり、オフセットが稼げなくなります。

そうなると、オフセットやホイールの太さを調整しなければならなくなるため、深リムのホイールを履くことは困難です。
深リムのホイールを履いてドレスアップを図りたい方には、痛いデメリットといえるでしょう。

高い料金がかかる

PCD変換を行うには、PCD変換スペーサーを4つ購入する必要があるため、割と高い料金がかかります。
ハブ移植を選択する場合は、より手間がかかるため、さらに割高となります。

また、ホイール加工の場合は、ホイール一本当たりの加工費用が20,000円以上と高額です。
どの方法を取るにしても、PCD変換・加工には、それなりの費用がかかると覚えておきましょう。

割れたり外れたりする危険

ホイールの間にスペーサーを取り付けるのは、少なからずリスクを伴います。
特に安価な製品を使ったり、トルク管理が適正でなかったりする場合は、割れたり、外れたりする危険があるのです。

こうした危険を避けるには、「安価なスペーサーを使わない」「トルクレンチを使用して、トルク管理をしっかり行う」という、2点をしっかり守るようにしてください。
トルクレンチとは、ボルトやネジをどれくらいの力で締め付けているかを測定する精密機器で、トルク(締め付け力)管理に欠かせない道具です。

PCD変換スペーサーを取り扱う際の注意点

最後に、PCD変換スペーサーを取り扱う上での注意点をご紹介します。
スペーサーは、純正のハブとホイールの間に挟み込むように装着するため、その分ボルトが短くなり、強度が下がります。
高速で走っている際のバランスが悪くなったり、振動や異音が発生したりする可能性があるため、注意してください。

また、スペーサーを長い間付けっ放しにしておくと、サビが生じて、ハブとスペーサーが固着して取り外せなく恐れがあります。
こうなってしまうと、純正ホイールに戻すことができなくなるため、サビが生じてないかを定期的にチェックしましょう。

スペーサーを取り付ける際には、製品の信頼性をしっかり確認し、定期的に点検やメンテナンスを行うことが大切です。

まとめ

以上、ホイールのPCD変換・加工についてご紹介しました。

PCD変換・加工を行うと、履けるホイールのバリエーションが増えるという大きなメリットがある一方で、オフセットが稼げなくなるなどのデメリットもあります。
その双方を踏まえた上で「ぜひPCD変換・加工したい!」と思ったら、信頼できる業者に相談してみましょう。
きっと、あなたの愛車に最適な提案をしてくれるはずです。

ホイールの交換をお考え方がいらっしゃいましたら、「トータルリペア カラー」にぜひお任せください。

当社は富山を拠点に活動しておりますが、全国各地のお客様からのご依頼に対応させていただいております。
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