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アルマイトリムとは?手入れ方法や取り扱う場合の注意点について
特別な化研被膜処理を施されたリムを「アルマイトリム」といいます。
メッキや鏡面ポリッシュとは異なり、被膜をかけて輝きを出しているのがアルマイトリムの特徴です。
光沢があり、とても美しいアルマイトリムですが、取り扱い方法を間違うと、シミやくすみができることがあります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、アルマイトリムの基本を押さえておきましょう。
この記事では、アルマイトリムとは何か・アルマイトリムにシミやくすみができる原因・手入れ方法・取り扱う際の注意点について分かりやすく解説します。
アルマイトリムとは?
「アルマイトリム」とは、アルマイト加工を施されたリムのことをいいます。
アルマイト加工とは、ホイールの表面に被膜を作り、錆びにくくする方法です。
アルマイトリムは、「メッキ」や「鏡面ポリッシュ」とは異なり、被膜をかけることで輝きを生み出しています。
無垢地金を鏡面状に光らせた上でアルマイト加工をすると、「光輝アルマイト」になります。
市販されているホイールの中で、輝きのある製品のほとんどが、前述の光輝アルマイトです。
アルマイトリムにシミやくすみができる原因
アルマイトリムに、「シミ」や「くすみ」ができることがあります。
原因としては以下のことが考えられます。
・水洗いが不十分でアルカリ性のホイールクリーナーや洗浄剤が付着したままになっている。
・道路を走行中にアルカリ系の異物が付着してしまった。
・タイヤワックスが付着している。
・凍結防止剤などがまかれた路面を走行した後に、水洗いを怠った。
・水洗い後、リムに水分が残ったままになっている。
・リム以外の関連パーツから水滴がホイールに溜まったまま放置した。
上記のような要因がある場合は、使用期間の長短にかかわらず、アルマイトリムが腐食したり変色したりする可能性があります。
アルマイトリムを長持ちさせるには、アルカリ性の異物や水分が付着したままにしないことが大切です。
アルマイトリムの手入れ方法
アルマイトリムを長く使用していくには、定期的に手入れを行なうことが大切です。
手入れの方法としては、水洗いがおすすめです。
ただし、アルカリ性の洗剤やワックスを使用すると、アルマイトリムに変色・シミ・くすみが発生するため、使用は控えてください。
洗剤を使用する場合は必ず中性洗剤を使用し、水道水でしっかり洗い流すことが大切です。
洗い流す際には、アルカリイオン水は絶対に使用しないでください。
アルカリイオン水を使用すると、アルカリ性の洗剤やワックスを使用するのと同様に、変色・シミ・くすみの原因になります。
また、ブラシを使用して洗車すると傷が付くおそれがあるため、ブラシではなく、柔らかいタオルで優しく洗いましょう。
アルマイトリムの手入れは次の手順で行ないます。
➀リムに付着しているゴミ・ホコリ・ブレーキダストなどを軽く水で洗い流す。
➁柔らかいタオルなどに水道水を十分に含ませて、優しくこする。
➂水道水で洗い流す。
④柔らかいハンドタオルなどを使用して、水分を拭き取る。
上記のような手順で定期的に手入れをすると、アルマイトリムをキレイな状態で長持ちさせることができます。
アルマイトリムを取り扱う場合の注意点
最後に、アルマイトリムを取り扱う場合の注意点をご紹介します。
アルマイトリムを長持ちさせるには、小まめに手入れすることが重要です。
メッキクリーナーやタイヤワックスがアルマイトリムに付着したまま走行し、温度が高くなった状態のまま放置すると、表面に変色・シミ・くすみが発生します。
上記のような状態で長く放置すると、修復が不可能になってしまいます。
そのため、キレイな状態で長持ちさせるには、定期的に水洗いを行ないましょう。
まとめ
以上、アルマイトリムについて解説しました。
アルマイトリムは美しい光沢をもっていますが、汚れが付いたまま放置すると、変色・シミ・くすみが発生するため、取り扱いには十分な注意が必要です。
キレイな状態で長持ちさせるためにも、定期的に水洗いを行ないましょう。
洗う際にはブラシではなく柔らかいタオルなどを使用し、水洗い後はしっかりと水分を拭き取ってくださいね。
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